果物は美味しく適量を食べよう!

実りの秋を迎え、魚介類や野菜・果物など様々な食材が旬を迎えます。
秋の味覚はおいしいものが沢山。

中でも果物は小売店や飲食店で買ったり食べたりするだけではなく、果物狩りなどでもぎたてを食べる機会もあります。

果物の健康効果はテレビなどでも取り上げられているため、『いくら食べても大丈夫』と思いがちですが、食べる量には注意が必要です。

■1日の摂取目安
果物にはビタミンやミネラル・食物繊維が含まれているため、適度に食べることは健康に寄与すると考えられます。
農林水産省でも健康増進のために「毎日くだもの200グラム運動」を推進しています。

果物200グラム(可食部)の目安例は次の通りです。
・みかん 2個
・リンゴ 1個
・桃 1個
・ぶどう 1房
・なし 1個
・柿 1個
・キウイフルーツ 2個
・栗 12個
※糖尿病の方の場合は目安量が異なります

このようにみると、1日の摂取目安量は決して少ない量ではありません。
しかし、美味しいとついつい次に手を出してしまいますので、そこは過剰摂取にならないように気を付ける意識が大切です。
特にミカンは食べやすいため、3個・4個と食べ過ぎないようにしましょう。

■果糖
果物は甘くて美味しいですが、この甘さは果糖という糖類が多く含まれているためです。
果糖は砂糖と同じ糖類の1つとなります。

砂糖がふんだんに使われているお菓子や飲み物の場合、甘くて美味しそうと思う反面、体重の増加や健康への影響が気になります。
果物には多くの糖類が含まれているのですが、果物の場合は砂糖の時ほど体重の増加などを意識せずに食べてしまっていないでしょうか?
果糖は過剰摂取すると中性脂肪の増加肥満の原因となってしまいます。

果糖を摂り過ぎないよう、果物は1日200グラムを目安としましょう。

ジャムやドライフルーツ・缶詰などは、果物を濃縮したり、砂糖に漬けたりしているため、加工前と比べて糖類が多いため、摂取量には注意が必要です。

甘くて美味しい果物はたくさん食べたくなってしまいますが、食べ過ぎには注意しつつ、実りの秋を満喫しましょう!

<参考>
FACT BOOK 果物と健康 ー 毎日くだもの200グラム推進全国協議会