食欲が止まらない?食欲が増すタイミングは?
秋は美味しい食べ物が多く、ついつい食べ過ぎてしまう季節です。
少しの食べ過ぎは仕方ないですが、食欲が止まらずに過剰に食べてはいないでしょうか?
お腹がいっぱいなのに食欲がコントロールできない場合は、なにか要因があるかもしれません。
食欲が止まらない要因
ストレス
強いストレスがかかると自律神経の乱れにつながります。
自律神経が乱れると食欲のコントロールにも影響がでるため、食欲の増進や減退が起こります。
また、強いストレスがかかっている最中は交感神経が優位になります。
ストレスから解放されると副交感神経が優位になりますが、その際にドーパミンが分泌されます。
ドーパミンには食欲を増進する効果があるため、強いストレスから解放されたタイミングは食べ過ぎに気を付けましょう。
睡眠不足
睡眠が不足すると、体内のホルモンバランスが崩れてしまいます。
睡眠不足になると食欲を増進させるホルモン「グレリン」の分泌が増えます。
反面、食欲を抑制するホルモン「レプチン」の分泌は減少します。
最近の研究では、睡眠時間が長い人に比べて、短い人の方が肥満になる割合が高いという結果もあります。
月経前
女性の場合、生理前後はホルモンバランスの変化が生じやすくなります。
生理前は「プロゲステロン」という女性ホルモンが増加し、体が妊娠に備えて栄養を蓄えようとします。
また、プロゲステロンの増加で血糖値の急上昇や急下降が起こりやすくなります。
その結果、満腹状態でも脳が空腹だと勘違いして食べ続けてしまうことがあります。
栄養不足
食生活が乱れて栄養バランスの偏った食事が続いていたり、無理なダイエットで食事を制限していたりすると、脳が栄養不足を感じます。
その結果、不足した栄養素を補おうとして食欲が増加し、過食傾向につながります。
炭水化物が不足していると、疲労感や集中力の低下を感じやすくなります。
他にも、塩分を欲するときは鉄分やカルシウム、糖分を欲するときはマグネシウムが不足していることがあります。
最後に
食欲の増加は、普段の生活と密接につながっています。
1日3食栄養バランスの摂れた食事を摂り、睡眠もしっかりとります。
そして、適度な運動など、ストレスを発散するための工夫も大切です。
食欲が増す要因やタイミングを理解して、食べ過ぎに注意しましょう!