野菜ごとに異なる栄養を把握して上手に活用しよう!
野菜は私たちの食生活において欠かせない存在です。
スーパーに行けばさまざまな種類の野菜が並べられており、季節によって旬のものも変わります。
野菜は実に数百種類あるといわれています。
それぞれ味や見た目などに特徴がありますが、栄養素も異なります。
今回は日常的に使われている野菜の栄養素の特徴についてご紹介します。
大根
消化酵素が多く含まれており、消化の促進や胃もたれの予防が期待できます。
また、大根は白い根の部分よりも、葉の方が栄養を多く含んでいます。
大根の葉には、β‐カロテンやビタミンなどが豊富なため、葉も一緒に調理するのがおすすめです。
にんじん
にんじんのオレンジ色の色素成分はβ-カロテンです。
β-カロテンは体内でビタミンAに変換され、目や肌の健康維持や生活習慣病の予防に効果を発揮します。
β-カロテンはにんじんの皮に多く含まれるため、皮ごと調理するのがおすすめです。
ごぼう
ごぼうには食物繊維が多く含まれています。
食物繊維は腸内環境を整えてくれる働きがあり、便秘の解消や予防の効果が期待できます。
他にも、血糖値の上昇を緩やかにする働きもあります。
キャベツ
キャベツはビタミンC、アミノ酸、カルシウムなどを多く含みます。
他にも、ビタミンUを多く含んでいます。
ビタミンUはキャベツから発見されたため「キャベジン」とも呼ばれ、胃の粘膜を保護・修復する働きを持ちます。
ほうれん草
ビタミンやミネラル、食物繊維など、さまざまな栄養がバランス良くふくまれている野菜です。
また、鉄分を多く含むことも特徴で、牛のレバーと同程度を摂ることができます。
ほうれん草の根の赤い部分はマンガンを多く含んでおり、この部分も食べることができます。
トマト
強い抗酸化作用を持つリコピンが含まれています。
抗酸化作用があるため、風邪やがんの予防、美肌効果が期待できます。
低カロリーのため、ダイエット中の方にもおすすめです。
ブロッコリー
食物繊維やビタミンCなどの栄養を豊富に含みます。
他にも、抗酸化作用のある「スルフォラファン」を含んでいます。
また、野菜の中でもタンパク質含有量が多いため、筋トレのお供におすすめです。
パセリ
パセリにはビタミンCが豊富に含まれています。
他にも、鉄、カリウム、カルシウムなどの栄養素を含みます。
添え物のイメージがありますが、栄養が豊富なため積極的に食べましょう。
モロヘイヤ
他の野菜と比べて接する機会の少ない野菜ですが、野菜の王様と呼ばれることがあるほど栄養が豊富です。
食物繊維、カリウム、鉄分、カルシウム、ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2、βカロテンを多く含みます。
さまざまな栄養を補給する際に最適です。
最後に
野菜は個々に持っている栄養素が異なります。
旬の野菜はその時期が最も栄養価が高く、価格も安価になるため積極的に活用することがおすすめです。
野菜は好みや作る料理に応じて選ぶことも多いと思いますが、必要とする栄養素の面から野菜を選んでみてはいかがでしょうか。



