筋肉痛はなぜ起こる?原因や対処のポイント
「ハードな運動をした翌日に筋肉痛になって辛かった」という経験は誰しも一度はあるのではないでしょうか。
同じような運動をしても筋肉痛が起きる時と起きない時がある
そもそもなぜ筋肉痛が起きるのか
など、経験はあるけど意外と知らない筋肉痛についてご紹介します。
◆筋肉痛とは?
筋肉痛は筋肉が不慣れな運動や負荷を受けた時に起こる痛みのことです。
筋肉を動かす(収縮させる)際に、筋肉内の繊維が繰り返し引っ張られることで損傷します。
損傷によって炎症反応が起こり、この炎症反応によって痛みが生じると考えられています。
筋肉痛には「即発性」と「遅発性」の2種類があります。
即発性は、運動している最中や直後に起こるもので、主にアスリートなど過酷な運動をされている方に多い筋肉痛です。
遅発性は、運動した数時間後や翌日に起こるもので、一般的に筋肉痛と呼ばれているのはこちらになります。
◆筋肉痛が起きる要因
筋肉痛は筋肉が不慣れな運動や負荷を受けた時に起こりやすいです。
・運動習慣の無かった方が新しく運動をはじめた
・筋肉トレーニングでこれまで鍛えていなかった新しい部位を鍛えた
・普段やっていない山登りや、海水浴での遠泳を行った
など、普段使っていない筋肉に対して負荷をかけるような運動を行った場合に起こりやすくなります。
また、筋肉痛が強く出やすくなる傾向としては
・運動の強度が高い(筋肉への負荷が高い)
・栄養不足
・加齢
などがあります。
◆筋肉痛の対処法
筋肉痛は一定期間発生した後は自然と解消に向かいます。
筋肉痛を早く回復させたり、痛みを大きくしないためのポイントは次の通りです。
・栄養をしっかり摂る
筋肉の修復を促進するよう、たんぱく質をはじめとした栄養バランスの摂れた食事を摂りましょう
豚肉や大豆・乳製品などに含まれるビタミンB1は疲労回復効果も見込めます
・血流を良くする
運動の前後にはしっかりストレッチを行うようにしましょう
お風呂はしっかり湯船につかり、使った筋肉を適度にマッサージします
・睡眠をしっかりとる
睡眠中に身体の中では新陳代謝が進みます
睡眠不足の状態では筋肉の修復が進まないため、寝不足には気を付けましょう
筋肉痛は筋肉が不慣れな運動や負荷を受けた時に起こりやすいため、一度筋肉痛が起きると、次に同じ運動を行っても痛みは減ったり、出なくなります。
そのため、運動不足は筋肉痛を起こしやすい状態を作ってしまっています。
普段から身体を動かす習慣をつけて筋肉痛が起こりにくい身体作りをしましょう!