メナレス、寝れます。（スタッフ体験日記）

先日、当店のスタッフが1日店番を行った時の感想を聞かせてくれました。
当施設を利用した生の声として、ぜひご覧ください。

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それは夏のある日。
新型コロナウィルスのワクチン接種の副反応が出た店長の代わりに、Twitter担当の私は店番をすることになった。

ポスティングなどで出勤することはあるが、丸一日店頭に立つのは今回が初めて。
事前に入店から退店まで丁寧に教えてくれた店長も、さすがに心配だったのだろう。
具合が悪い体に鞭打って、私の開店準備を直接指導し、助けてくれた。

昼過ぎになり、客足も落ち着いた頃、後を私に任せて、店長は帰宅していった。

2回目接種の副反応は、1回目の比にならなかったらしい。
店長の疲労はピークに達していたようだ。

が、私の緊張も知らぬ間にピークに達していた。

昼食を済ませ、一人になった私は、肩こりからくる、軽い頭痛に悩まされていた。
それでも、今後のためにと、ハンモックの体験動画を撮り、気分を紛らわそうとしていた。
しかし、それでも良くはならない。

(このままではいけない。そうだ、リラックススペースでストレッチと瞑想をしよう！)

そう思い、肩を中心にストレッチをした。
ゆっくり伸ばして、こわばった肩の筋肉をほぐしていく。
頭痛も少しだが良くなってきたようだ。
そのまま仰向けになって、呼吸瞑想もする。
外から聞こえるセミの鳴き声と、店内を流れるヒーリングミュージック。
ラベンダーのアロマの香りが、私の心を癒していった。

・・・どのぐらいそうしていたのだろう。
いつの間にか、私の頭痛はだいぶ良くなっていた。
あまりの心地よさに、気が付いたら眠ってしまっていたらしい。

(・・・しまった⁈)

そう、私は店番をしている身だったのだ。
通りすがりの人が見れば、利用客に見えただろう。
しかし、それは客ではない。
店員だ。
慌てて身を起こし、スタッフルームに戻った。

しばらくして、私の様子を心配した店長から、LINEがきた。
正直に居眠りしたことを告げた。

店長からの返信。
モルカーが驚きのあまり顔を細長くしたスタンプが返ってきた。
初めての店番を心配してLINEしてみたら、居眠りと返ってきたのだ。
きっと店長の顔も驚きのあまり細長くなっていたに違いない。

とはいえ、頭痛から解放され、身も心もスッキリした私は、その後は大きな問題を起こすことなく、無事に閉店を迎え、帰宅することができた。

帰り道。
落ち着いた空間とは別世界の電車の中で、こんなことを考えていた。
(メナレスのリラックススペースって、寝れちゃうぐらい快適だな。)
(軽い運動の後の休憩って、集中力上がるな。)
(・・・メナレス、「寝れます」だな。)

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