三大栄養素を知ろう② 脂質とは?

脂質と聞くと「ダイエットの敵!」そんなイメージをお持ちではないでしょうか?
そんな脂質は三大栄養素の1つ。
私たちが生きていく上で重要な栄養素です。

意外と知らない脂質について確認しましょう。

1.主な効果
・皮下脂肪として臓器をまもる
・ホルモン・細胞膜・核膜の構成
・ビタミンの吸収を促す

2.不足時の影響
・疲労感、抵抗力の低下
・ビタミンが吸収されづらくなることによるビタミン不足

3.過剰摂取時の影響
・脂肪として体内に蓄積
・悪玉コレステロールの増加
・生活習慣病の原因

脂質はタンパク質や炭水化物よりもグラム単位でのエネルギー量が約2倍あり、私たちの生命活動における重要なエネルギー源です。
また、脂質は上記の通り、細胞膜の構成やビタミンの吸収を促すなど、栄養素としても必要不可欠なものなのです。

4.脂質の種類
脂質は大きく分けると動物性の油に含まれる飽和脂肪酸と、植物や魚の油に含まれる不飽和脂肪酸に分けられます。

5.摂取量の目安
厚生労働省では、上記脂質の中で、脂質・飽和脂肪酸・n-6系及びn-3系脂肪酸の目安量を以下の通りとしています。

1日に摂取するエネルギー(カロリー)に占める脂質の割合は20~30%程度です。
動物性の脂肪に含まれる飽和脂肪酸よりも、植物や魚の油に含まれる不飽和脂肪酸の食品を積極的に摂るようにしましょう。

1日に必要なエネルギー(カロリー)については以下のサイトを参照ください
参考:農林水産省 実践食育ナビ > 一日に必要なエネルギー量と摂取の目安

脂質は重要なエネルギー源、かつ、健康のためには必須の栄養素です。
しかし過剰摂取は肥満などの生活習慣病の元にもなってしまいます。
飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の違いにも意識して、毎日過不足なく摂取しましょう!

<こちらの記事も併せてご覧ください>
摂取カロリーの栄養素を意識しよう!
三大栄養素を知ろう① タンパク質とは?
三大栄養素を知ろう③ 炭水化物とは?