ベジファーストってなに?ダイエットに効果があるの?
ベジファーストとは、ベジタブルファーストの略です。
その名前の通り食事の際に『野菜を最初に食べる』ことを指します。
野菜を最初に食べるのがなぜダイエットになるのか?と疑問に思う方もいると思います。
他にも、野菜ならなんでも良いのか?野菜以外はダメなのか?
など、ベジファーストのアレコレについてご紹介いたします。
ベジファーストの説明に入る前に、体重が増加する一因について説明します。
私たちの身体は食事を摂ると血糖値が上昇をします。
この血糖値が上がり過ぎないよう、体内ではインスリンが分泌されます。
このインスリンは血糖値を下げる以外にも、体内で消費し切れず余った糖を脂肪に蓄える効果も持っています。
そのため、大量にインスリンが分泌されると、それだけ糖が脂肪に蓄えれてしまいます。
結果、体重の増加に繋がってしまうのです。
ダイエットのためには、血糖値の急上昇によるインスリンの分泌量を増やさないようにするのが重要です。
そのための1つの方法が『ベジファースト』です。
食事の最初に野菜(食物繊維)を摂ることで、血糖値の急激な上昇を抑えることができます。
血糖値を急激に上げないことで、インスリンの分泌量を抑えることに繋がります。
インスリンの分泌量を抑えることは糖が脂肪になることを防ぎ、ダイエットに繋がります。
ベジファーストという名前ではありますが、野菜以外でも同様の効果を得ることができます。
ポイントは食物繊維を先に摂ることです。
野菜以外でもキノコや海藻など、食物繊維が豊富なものであれば問題ありません。
逆に、野菜ならばなんでも良いということではありません。
野菜でも糖質が多く含まれているものは血糖値を上げてしまうため避けましょう。
かぼちゃやとうもろこし、さつまいもなどの芋類は糖質が多いため、ベジファーストには向きません。
食物繊維にはその他にも整腸効果があり、便通の改善にも繋がるため意識的に摂取するようにしましょう。
1日の摂取量の目安は 成人男性21g、成人女性18g です。
その他の血糖値の急上昇を避けるポイントは、
・よく嚙んで食べる(早食いをしない)
・空腹時間を作らないようにする
です。
早食いは血糖値を急激に上げてしまいます。
食事はゆっくり、よく噛んで食べましょう。
よく噛むことで満腹感も得られやすくなります。
また、空腹の状態で食事を行うことも血糖値を急激に上げてしまいます。
1日3食しっかり食べるようにしましょう。
ゆっくり食べることで満腹感が得られ、食物繊維を摂ることで消化がゆっくりになり、満腹感が長続きします。
食事は毎日行うものなので、少しの工夫が長い目で見ると大きな成果に繋がる可能性があります。
体重が気になっている方は手軽にベジファーストからはじめてみてはいかがでしょうか?
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