インナーマッスルも鍛えて身体のバランスを整えよう
筋トレと聞くと、筋肉を大きくしたり、引き締めることを想像されるのではないでしょうか?
トレーニングジムで重いウェイトを使って筋トレされている方が鍛えているのは『アウターマッスル』と呼ばれる部分となります。
実は『インナーマッスル』と呼ばれる健康な身体作りには欠かせない筋肉があります。
■インナーマッスルとアウターマッスルの違い
私たちの身体には大小含めて600を超える筋肉があります。
筋肉には、『身体の深いところに位置する深層筋』と『身体の表面に位置する表層筋』があります。
この深層筋をインナーマッスル、表層筋をアウターマッスルと呼びます。
アウターマッスルは腕の力こぶのように外から見てもわかるのに対して、インナーマッスルは身体の深い位置にあるため外からではわかり辛い筋肉です。
そのため、見た目をよくするアウターマッスルのトレーニングに偏ってしまい、インナーマッスルが疎かになってしまうことがあります。
体幹トレーニング=インナーマッスルのトレーニングと捉えられてしまうこともありますが、これは厳密に言うとイコールではありません。
体幹は体幹筋と呼ばれる腹筋や背筋など胴体の筋肉ですが、インナーマッスル(深層筋)は体幹部分だけではなく、肩や股関節などにも存在します。
■インナーマッスルを鍛える効果
インナーマッスルを鍛えることで様々な健康効果が見込めます。
その中でも主な3つの効果をご紹介します。
・キレイな姿勢をキープしやすくなる
姿勢が良くなることで、腰痛や肩こりの改善も期待できます。
・身体のバランス保持や、バランスが崩れた時に立ち直りやすくなる
運動パフォーマンスの向上や歩行時の転倒リスクの軽減効果などが期待できます。
・内臓を正しい位置で支えられるようになる
臓器の働きが正常になることで、便秘の改善や基礎代謝の向上などが期待できます。
■インナーマッスルの鍛え方
ゆっくりと小さい負荷をかけるピラティスなどのエクササイズが有効です。
自分で行う場合は、プランクやクランチ・スクワットがおススメです。
通常の筋トレでは高い負荷で少ない回数を目指しますが、こちらは低い負荷で回数を多く行うのがポイントです。
インナーマッスルを鍛える時はゆっくりと無理せずに時間をかけて行うことを意識します。
健康的な身体作りには、アウターマッスル・インナーマッスル両方を鍛えることが大切です。
インナーマッスルも意識して、バランスの良い身体作りを目指しましょう!