生活習慣病ってなに?
テレビなどで「生活習慣病に気を付けましょう」と聞くことはありますが、生活習慣病とはどのような病気なのでしょうか?
生活習慣病とその対策についてご紹介いたします。
■生活習慣病とは?
名前の通り日々の「生活習慣」によって発症・進行する、様々な疾病の総称となる言葉です。
様々な疾病の総称のため、「生活習慣病」という名前の病気があるわけではありません。
一昔前までは「成人病」と呼ばれていました。
生活習慣病には、肥満・高血圧・糖尿・痛風・脂肪肝・肝炎などが含まれます。
(遺伝など生活習慣が起因の場合は除く)
■生活習慣とは?
食事・運動・睡眠・飲酒・喫煙などです。
健康に良くない習慣は様々な疾病のリスクを高めると言えます。
リスクの高い行動としては、
・乱れた食事(片寄った栄養バランス、食べ過ぎ、など)
・運動不足
・睡眠不足
・過度な飲酒
・喫煙
などが当てはまります。
■生活習慣病を予防するには?
一般社団法人 日本生活習慣病予防協会では、「一無、二少、三多」の習慣を推奨しています。
・一無(いちむ)
「喫煙(タバコ)」は吸わない
タバコの煙には様々な有害物質が含まれています。
禁煙し、副流煙にも気を付けましょう。
・二少(にしょう)
「食事」は腹八分目
暴飲暴食を避けるためにも、満腹まで食べないように気を付けます。
量だけではなく、栄養バランスにも気を配りましょう。
「飲酒」はほどほどに
酒は百薬の長とも言いますが、過度な飲酒は健康を損なってしまいます。
恒常的で過度な飲酒はアルコール依存症にも繋がるため注意が必要です。
・三多(さんた)
「運動」は定期的に
適度な運動は健康に寄与してくれます。
運動不足を避け、運動習慣をつけましょう。
「休息」はしっかりと
睡眠不足を避け、しっかりと休息をとるようにしましょう。
余暇は好きなことをして気分をリフレッシュさせることも大切です。
「交流」は増やす
人と人との交流は日々の生活をイキイキとさせてくれます。
社会との断絶は高齢者のフレイルにも繋がるため注意が必要です。
※フレイルについてはコチラ
日々の生活の積み重ねが、疾病の予防にも発症にも繋がります。
いつまでも健康な身体を維持するためにも、身体に悪い習慣は止め、身体に良い習慣を続けましょう!
<参考情報>
一般社団法人 日本生活習慣病予防協会 一無、二少、三多で生活習慣病を予防