GI値を意識して上手にダイエット!

体重が増え始めてくると気になるのがダイエット。
ダイエットを成功させるための要素は多々ありますが、その中でも特に重要なのが「食事」と「運動」。

食事を気を付ける時はカロリーに注目しがちですが、GI値にも目を向けてみましょう!

◆GI値とは?
GI値とは、グリセミック インデックス(Glycemic Index)の略で、グリセミック指数とも言います。
食品を食べた後の血糖値の上昇を示す指標です。
GI値が高い食品は食後の血糖値の上昇が大きくGI値の低い食品は食後の血糖値の上昇が小さいことを意味します。

◆血糖値と肥満の関係
食事をすると血糖値が上がりますが、その際、体内では血糖値が上がり過ぎないようインスリンが分泌されます。
このインスリンは血糖値を下げる以外にも、体内で消費し切れず余った糖を脂肪に蓄える効果も持っています。
更に血糖値は一気に上がってから急激に下がると空腹を感じやすくなるため、食事の量や間食が増えてしまいます

そのため、血糖値の急上昇は脂肪の蓄積や食事量の増加から肥満に繋がってしまいます。

◆GI値を気を付ける
上述の通り、GI値が高い食品は血糖値の上昇が大きく、GI値の低い食品は血糖値の上昇が小さくなります。
血糖値の急上昇はインスリンの過剰分泌に繋がってしまいます。
そのため、GI値の低い食品を意識的に摂取することで、食後の血糖値の上昇を緩やかにし、ダイエットや肥満防止の効果が期待できます。

ダイエットをする上で特に気を付けなくてはいけないのが「食事の量」と「栄養バランス」です。
極端に食事の量を減らすことや、炭水化物抜きのような偏った食事は逆効果となります。

炭水化物はGI値が高いから避けているという方もいますが、全ての炭水化物のGI値が高い訳ではありません。
白米やパンはGI値が高めですが、玄米や全粒粉パンはGI値が低めになります。
うどんやそうめんはGI値が高めですが、そばや春雨はGI値が低めになります。

炭水化物は私たちの身体を動かす上で必要不可欠なエネルギー源です。

炭水化物を例に見ても、米やパン・麺類の中でもGI値に差があるため、抜いたり減らすのではなく、GI値の低い食品に置き換えることを上手に取り入れましょう。

<その他の低GI値の食品(例)>
野菜:レタス、ほうれん草、もやし、きゅうり、大根、ナス、ブロッコリー
きのこ類:えのき、しめじ、シイタケ、エリンギ、なめこ
果物:いちご、オレンジ、梨、りんご、さくらんぼ、ブルーベリー
乳製品:牛乳、ヨーグルト、チーズ、バター
海藻類:ひじき、昆布、青のり、寒天、もずく、ところてん
豆類:大豆、枝豆、ピーナッツ、アーモンド、カシューナッツ

体重が気になり始めたら低GI値の食品を上手に食事へ取り入れてみましょう!

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