辛い足の冷えは運動で解消!

冬は足の冷えが気になる季節。
足が冷たくて痛い、夜寝付きが悪くなる、など日々の生活でお困りの方も多いのではないでしょうか。

寒いと身体を動かすのが億劫になりがちです。
運動不足は冷えに繋がるため、意識的に身体を動かすことで冷えを解消しましょう!

冷えとは?

私たちの身体は心臓で血液が作られ、血液は血管を通って全身を巡り、また心臓に戻ってきます。
血液は身体の中を通る過程で熱を作る臓器(筋肉など)で温められ、温められた血液が全身を巡ります
冷えが起きている手足は、血行が悪く、血液がしっかり流れていないために冷えが起こります
手や足は心臓から遠く、指先や足先は血行が悪くなりやすいため、冷えを感じやすくなります。

冷えの影響は?

冷えは血液の循環が悪くなっている状態です。
血行不良は、むくみや代謝の低下・倦怠感・肩こりや腰痛といったトラブルに繋がります。
重度になると生命に影響を及ぼす疾病につながる可能性もあります。

運動による冷え対策

冷え対策はさまざまありますが、その一つが運動です。
中でも足の冷えには、ふくらはぎの運動が効果的です。
ふくらはぎは『第二の心臓』とも呼ばれ、冷えを解消するための重要な部位です。

そこでおススメするふくらはぎ運動が「かかと上げ運動」です。

・かかと上げ運動(初級)

1.まっすぐ立った状態で、ふくらはぎに力を入れながらかかとを上げる
2.かかとを上げた状態で5秒ほど静止
3.ゆっくりかかとを地面に下ろす
1~3を10回ほど繰り返します。

ふくらはぎの筋力がついていないうちはバランスを崩しやすいため、手すりなどにつかまりながら行いましょう。
立った状態が難しい場合は、イスに座りながら行っても効果があります。

筋力がついてきたと感じたら、次の応用編を行いましょう。

・かかと上げ運動(中級)

1.まっすぐ立った状態で、ふくらはぎに力を入れながら、かかとを上げる
2.かかとを上げた状態で5秒ほど静止
3.ゆっくりかかとを下ろすが『地面につく手前で静止』し、再度かかとを上げる
2~3を10回ほど繰り返します。

・かかと上げ運動(上級)

1.まっすぐ立った状態で、『片足立ち』になり、ふくらはぎに力を入れながら、かかとを上げる
2.かかとを上げた状態で5秒ほど静止
3.ゆっくりかかとを下ろすが『地面につく手前で静止』し、再度かかとを上げる
2~3を10回ほど繰り返します。
終了後、片足立ちする足を入れ替えて再度最初から行います。

・かかと上げ歩行

1.ふくらはぎに力を入れながら、かかとを上げる
2.かかとを上げた状態で歩く(つま先立ちの状態で歩く)
家の中や外出時など、いつでも思い立ったタイミングで取り組みましょう。

最後に

「運動をする」と考えてしまうと、「億劫になってしまう」「いざはじめても続かない」という方も多いと思います。
そのような場合は、日常生活の中で以下を意識してみましょう。
・歩く時間を増やす
・階段を使うようにする

会社や買い物に行くときに少し遠回りする、エスカレーターを使わずに階段を使う、など、無理のない範囲でちょっとした工夫を心掛けるのがおススメです。
意識的に身体を動かして、この冬の辛い冷えを乗り切りましょう!