冬は運動で良い汗をかこう!
汗をかくことは、ニオイや見た目などから敬遠されがちですが、身体を正常な状態で維持するために大切な機能です。
そんな汗には良い汗と悪い汗があることをご存じでしょうか?
冬は汗をかきづらい季節です。
身体を動かして良い汗をかく習慣を作りましょう。
汗とは?
汗は皮膚にある汗腺でつくられます。
人は汗をかくことで、皮膚の表面を汗が蒸発する気化熱で冷やしています。
暑い日や運動後などに汗をかくのは、身体を冷やして体温を調整するためです。
良い汗とは?
さらっとしており、乾きやすく、ニオイもありません。
汗には水分と塩分(ミネラル)が含まれています。
良い汗は排出された塩分が体内に再吸収されるため、塩分濃度は低いです。
悪い汗とは?
べたっとしており、乾きづらく、ニオイがあります。
汗と一緒にでた塩分が再吸収されず、体外に排出されてしまうため、塩分濃度が高くなります。
ミネラルは身体を健康に保つために必要な成分のため、大量に失うと体調不良や熱中症のリスクが高まります。
悪い汗が出る原因は?
主な原因は汗腺の機能低下です。
汗をかく機能は、日頃から使っていないと衰えます。
運動不足や、夏場にクーラーの効いた部屋で1日中過ごすなど、汗をかかない生活を続けていると汗腺の機能は低下してしまいます。
冬に良い汗を出すためのポイント
・運動の習慣をつける
普段から身体を動かす習慣をつけることで、汗腺を活発にすることができます。
ランニングやサイクリングなどの有酸素運動が汗をかきやすいです。
続けることが大切なため、最初は無理の無い範囲で取り組みましょう。
・しっかり入浴する
お風呂はシャワーで済まさずに、しっかり入浴します。
温かいお湯に浸かることで、汗をかいて汗腺を活発にできます。
最後に
汗腺は普段から使うことで、よい汗をかけるようになります。
冬場は汗をかく機会が少ないため、普段から身体を動かして汗を流す習慣をつくることが大切です。