ストレスに関する調査結果の紹介(高齢者編)
ストレス社会と言われる現代。
私たちは日々生活をする中で様々なストレスを受けています。
そんなストレスも立場や環境が変わるとその原因も異なります。
今回は高齢の方々のストレスについて様々な調査結果をご紹介いたします。
■コロナ禍における調査
<厚生労働省 新型コロナウイルス感染症に係るメンタルヘルスに関する調査の結果概要>
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_15766.html
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い「神経過敏に感じた」と回答した割合が男女共に70歳代以上は世代平均よりも高く、男性は2割前後・女性は3割前後
新型コロナウイルス感染症の感染拡大に際して不安に思ったことは「自分や家族の感染への不安」が最も多い。
男女共に70歳代以上は世代平均よりも高く、男性は6~7割・女性は7~8割
<株式会社日本能率協会総合研究所 高齢者ライフスタイル構造基本調査2020年>
https://www.atpress.ne.jp/news/239825
外出の自粛によって漠然としたストレスを感じているか?の問いに、男女共に8割前後が「あてはまる」と回答。
性別で見ると男性よりも女性の方がストレスを感じている人の割合が高い。
コロナに感染することを想像して、強い恐怖・ストレスを感じることがあると回答した人は、男性7割弱、女性7割強。
女性80代は8割を超えており、他の年齢層と比べて高い割合となっている。
■コロナ禍以前の調査
<厚生労働省 平成 28 年 国民生活基礎調査の概況>
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa16/dl/16.pdf
日常生活での悩みやストレスが有ると回答した人は、男性よりも女性の方が割合は高い。
男性の60歳代・70歳代は4割弱だが、80歳以上になると4割を超える。
女性の60歳代・70歳代は5割弱だが、80歳以上になると5割を超える。
男女共に80歳を超えると悩みやストレスが有ると感じる人の割合が増えている。
<一般社団法人ストレスオフ・アライアンス ココロの体力測定2019>
https://diamond.jp/articles/-/266477
シニア世代のストレスが少ない都道府県をランキング(2019)
低ストレス者の割合が最も高かったのは、男性 徳島県(24.1%)、女性 鳥取県(35.4%)
低ストレス者の割合が最も低かったのは、男性 鳥取県(10.4%)、女性 秋田県(5.8%)
東京は男性17.3%、女性 18.2%
低ストレス者の多くが行っているストレス解消行動は、
男性は「同性の友人と外出・食事」「家族と過ごす」「スポーツ」「料理・アウトドア」「笑う」「読書」
女性は「ホットヨガ」「ジムに行く」「ロウソクの火を見る」「プラネタリウムを見る」「森林浴」「メイク直しをする」「ネイルを塗る」
全年齢を対象とすると、ストレスを最も感じやすい年代は30歳代~50歳代となり、60歳代になると減少傾向になります。
しかし、その後、80歳台になると再びストレスを感じやすくなる傾向があります。
高齢になることで、仕事の退職などそれまで抱えていたストレスからの解放がある反面、加齢による心身の健康面の不安や衰えが顕在化してくることが新しいストレスの原因となってきます。
いつまでもイキイキと過ごせるように、心身の健康の維持管理は積極的に行う必要があると言えます。
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