サルコペニアを防いで筋力を維持しよう!

私たちの身体は加齢と共に筋力が徐々に低下していきます。

次のような筋力の低下を感じることはありませんか?

「重い荷物を持てなくなった」
「椅子から立ち上がる時に手すりが無いと立てない」
「歩いている時につまづくようになった」

自分はまだ若いから、上記のようなことは全く無い、という方。
次のようなことは無いでしょうか?

「少し運動しただけで息が上がるようになった」
「階段の上り下りが辛い」
「瓶詰のフタが開けづらくなった」

筋肉量は30代や40代でも徐々に減少していきます。
特に、普段から運動などの身体活動が少ない人ほど、減少のスピードは速いため注意が必要です。

加齢に伴い筋肉量が減少していく老化現象を「サルコペニア」と言います。
サルコペニアが進行すると、歩行などの日常生活に影響が生じ、更に進行すると寝たきりや要介護などの状態になる可能性があります。

サルコペニアを予防するには、筋力の維持が重要です。

筋力を維持するためには、
・運動
・食事
・睡眠

の3点を意識しましょう!

<運動>
筋肉トレーニングと有酸素運動を組み合わせると効果的です。
筋肉トレーニングは、スクワットなど下半身への負荷が高いもの。
有酸素運動はジョギングやサイクリングなど軽い負荷で長時間できるものを行いましょう。

<食事>
栄養バランスを意識して1日3食しっかり食べましょう
タンパク質は筋力の維持に必要な栄養素のため、積極的に摂取しましょう。
炭水化物や脂質は体重を気にされている方は避けがちですが、身体にとって必要な栄養素のため過不足なく摂りましょう。

<睡眠>
休養感が得られる十分な量を心がけましょう
睡眠中は成長ホルモンが分泌され、身体の様々な臓器や筋肉などが作られます。
寝不足や中途覚醒・入眠困難など、睡眠による休養感が得られていない場合は対処が必要です。

筋力は80代や90代になっても増やすことができるため、高齢の方は年齢を理由に諦めないでください。
逆に現役世代の方は、まだ大丈夫、と思わずに、身体が自由に動くうちから筋力の維持に努めましょう。

いつまでも元気にイキイキと過ごすためには、身体を自由に動かせることが大切です。
加齢に負けず、サルコペニアを防いで筋力を維持しましょう!

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