自分のBMIを把握しよう!
現在の体重が適正かを判断する指標としてBMIがあります。
健康診断結果に書かれていたり、ダイエットに関するメディアでも度々出てくるため、聞いたことがある方も多いはず。
体重は少なすぎ(瘦せすぎ)ても、多すぎ(太り過ぎ)ても、生活習慣病などの健康被害のリスクを高めてしまいます。
そのため、自身の体重と健康的な体重との差を把握しておくことは非常に大切です。
◆BMIとは?
BMIとはBody Mass Indexの頭文字を取ったもので、ボディ・マス指数や体格指数とも言います。
ご自身の身長と体重を用いて計算を行います。
計算方法は世界共通ですが、判定結果はWHO(世界保健機構)が定めたものや、日本であれば日本肥満学会の定めた基準があります。
◆BMIの計算
[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]
<判定基準(日本肥満学会)>
18.5未満 | 低体重 |
18.5以上25未満 | 普通体重 |
25以上30未満 | 肥満(1度) |
30以上35未満 | 肥満(2度) |
35以上40未満 | 肥満(3度) |
40以上 | 肥満(4度) |
<計算例>
身長 158㎝
体重 52kg の場合
52÷(1.58×1.58)=20.83
BMI 20.83 ⇒ 普通体重
※計算時の身長の単位はセンチではなく、メートルであることに注意
<参考>
身長と体重を入力するだけでBMIを自動計算してくれるホームページもあります
CASIO BMIと適正体重 – 高精度計算サイト
◆標準体重の計算
最も疾病のリスクが少ないのはBMI22と言われており、BMI22が標準体重の目安となります。
ご自身のBMI22は次の計算式で求めることができます。
[身長(m)の2乗]×22
<計算例>
身長 158㎝
体重 52kg の場合
(1.58×1.58)×22=54.92kg
標準体重 54.92kg
この例の場合、現在の体重から2.92kg増やすと標準体重となることがわかる
◆標準体重を目指す
疾病のリスクを減らし、健康的な身体を維持するためにはBMIを18.5以上25未満の範囲に収め、出来るだけ22に近づけるのがベストです。
低体重・肥満どちらの場合も、食事と運動に気を付けるようにしましょう。
・食事
栄養バランスのとれた食事を、適量摂ることが重要です。
低体重の場合は栄養不足が懸念されます。
栄養不足は倦怠感や免疫機能の低下、筋肉量の低下などに繋がることがあります。
食事は栄養バランスと適量を意識し、暴飲暴食のような食べ方をするのは避けましょう。
肥満の場合は食べ過ぎや栄養バランスの偏りが懸念されます。
肥満は糖尿病や高血圧など生活習慣病のリスクが高まります。
食べ過ぎだけではなく、タンパク質・脂質・炭水化物のバランス(PFCバランス)にも気を付けましょう。
炭水化物抜きダイエットのような極端な栄養バランスの偏りは逆効果になるため止めましょう。
・運動
適度な運動を習慣化することが重要です。
運動はランニングやサイクリングなどの有酸素運動、筋肉トレーニングなどの無酸素運動を組み合わせて行いましょう。
低体重の場合は、無酸素運動の比重を高めに行います。
低体重の方の中には、体重の増加を嫌がる方もいらっしゃると思います。
筋肉量を増加させることで、見た目を引き締めてすっきりさせながらも体重を増やすことができます。
肥満の場合は、有酸素運動・無酸素運動をバランスよく行います。
有酸素運動はカロリーの消費を行い、体内に蓄えられている脂肪の減少にも繋がります。
無酸素運動は基礎代謝を上げ、日常生活における消費カロリーの増加に繋がります。
しっかり食べて、しっかり動くことで身体の新陳代謝が進みます。
食事だけ、運動だけ、ではなく、両方をしっかりと意識することが大切です。
体重は少なすぎても多すぎても健康被害のリスクを高めてしまいます。
自身のBMIを把握し、標準体重の状態を維持した健康的な身体作りを目指しましょう!
<こちらの記事も併せてご覧ください>
食事は摂取カロリーとPFCバランスに気を付けよう
有酸素運動と無酸素運動の違いは?それぞれの効果は?
代謝を上げていつまでも若々しく元気に!
消費カロリーを増やすポイントは?