身体を動かして辛い肩こりを解消しよう!
肩こりは他の病気やケガに比べて比較的多くの方が悩まれている症状です。
症状が悪化すると頭痛や倦怠感・腕のしびれなどを併発することもあります。
そんな肩こりが起こるのには様々な要因がありますが、今回はその要因と運動による改善効果をご紹介します。
◆肩こりの要因と対策
・筋力の低下
私たちの頭は約5kgあると言われており、僧帽筋をはじめとした肩や背中周辺の筋肉はそんな重い頭を常に支えています。
そのため、肩や背中の筋力が低下してしまうと筋肉は緊張し、疲労が蓄積されやすくなってしまいます。
筋力は加齢に伴って減少をしていきます。
そのため、筋力トレーニングなどの運動を行い、肩や背中の筋力を維持することで肩こりの対策になります。
・血流の低下
肩や背中まわりの血流が悪くなると、筋肉に十分な酸素や栄養が行き渡らなくなります。
筋肉にとって酸素や栄養の不足は疲労が蓄積されやすく、回復に時間がかかってしまいます。
ランニングやサイクリングなどの有酸素運動は血流の改善が見込めます。
身体を動かす習慣を作ることは血行を良くし、肩こりの対策になります。
・筋肉のこり
筋肉が長時間緊張してしまうと、筋肉の繊維が硬くなってしまいます。
筋繊維が硬くなると血流の低下にも繋がります。
デスクワークなど長時間同じ姿勢でいる場合は、合間にストレッチなどで身体を動かすことが大切です。
ストレッチは筋肉を伸ばして緊張を解き、柔軟性を上げる効果が見込めます。
・姿勢の悪さ
姿勢が悪いと肩や腰に余計な負担をかけることになってしまいます。
背筋を伸ばして良い姿勢を維持することが大切ですが、良い姿勢を維持することは意外と大変です。
筋力が不足していると姿勢を維持できないため、自然と悪い姿勢(楽な姿勢)でいることが多くなってしまいます。
腹筋や背筋など、身体を支える筋力を維持することが大切です。
・身体の冷え
身体の冷えは肩こりにも影響をします。
冷えは血流の悪さや代謝の低下が要因です。
血流を改善するためには、適度な有酸素運動やストレッチが有効です。
筋肉量の低下は代謝の低下に繋がるため、筋肉量を増やすことも有効です。
運動不足は筋力の低下や血流の低下、柔軟性の低下などに繋がってしまいます。
これらは肩こりの要因になるため、普段から身体を動かすことは肩こり対策にも繋がります。
慢性的な肩こりはQOLの低下にも繋がるため、運動習慣をつけて健康的な毎日を過ごしましょう!
<こちらの記事も併せてご覧ください>
身体の硬さやコリやハリの原因は「筋膜の癒着」かも?
インナーマッスルも鍛えて身体のバランスを整えよう
手足の冷え(冷え症)はなぜ起こる?
QOLを高めていつまでも自分らしい生活を目指しましょう!