冬に向けて「冬バテ」対策をしよう!

「冬バテ」という言葉を聞いたことはありますでしょうか?
夏に起こる「夏バテ」は一般的ですが、「冬バテ」は聞いたことが無い人も多いと思われます。

冬になると調子が悪くなる、という方は冬バテが関係しているかも?

本格的な冬が来る前に冬バテ対策を行いましょう!

◆冬バテとは?
寒暖差による自律神経の乱れによって引き起こされる体調不良です。

冬は1日の中での寒暖差が大きくなる傾向にあります。
朝晩と日中の温度差や、室内と室外の温度差など、様々な場面で温度差を感じる機会が増えます。
この寒暖差が自律神経の乱れに繋がり、体調不良を引き起こしてしまいます。

免疫力が低下することで、冬に流行しやすい風邪やインフルエンザなどの病気に罹患するリスクが高まります。

◆冬バテの主な症状
・倦怠感(だるい、疲れがとれない)
・食欲不振
・睡眠障害(寝つきが悪い、眠りが浅い)
・頭痛、肩こり
・免疫力低下(風邪やインフルエンザなどに罹患しやすい)

◆冬バテ対策
日々の生活の中で自律神経の働きを整えてあげることが大切です。

・適度な運動
ストレッチやウォーキングなど、適度な運動が大切です。
筋肉や血流を刺激し、身体を温めましょう。
激しい運動は自律神経を乱してしまうため、注意が必要です。
冬場は屋外が寒いことで運動量が低下する傾向にあるため、意識的に身体を動かす必要があります

・栄養バランスの摂れた食事
日々の食事は栄養バランスに気を付けて摂取するようにします。
冬は鍋など身体を温めつつ様々な栄養が摂れる食事が美味しい季節です。
生姜やにんにく・根菜など、身体を温める食材も活用しましょう。
ダイエット中など、偏った食生活を行っている方は注意が必要です。

・寒暖差を減らす
冬は体温が下がるため、身体を温める工夫が必要です。
外出時は防寒対策をしっかり行い、身体が冷えるのを避けます。
お風呂はシャワーで済まさずに、しっかり湯船につかるようにしましょう。
上述の通り、適度な運動や身体を温める食事も有効です。

 

近年では夏の次に冬がくるような急激な気温の変化が珍しくなくなってきています。
夏から秋・秋から冬のような緩やかな気温の変化に比べると、寒暖差による身体への負担は大きくなります。
本格的な冬が始まる前に、今のうちから冬バテに備えて対策をはじめましょう!

<こちらの記事も併せてご覧ください>
自律神経の乱れとは?整えるためのポイント
手足の冷え(冷え症)はなぜ起こる?
お風呂で心身ともにリラックス