なぜ姿勢は悪くなる?正しい姿勢をキープしよう!

姿勢の良い・悪いで相手に与える影響は大きく変わります。
姿勢が悪いと、だらしくなく見えたり、疲れて見えたりします。
反対に姿勢が良いと若々しく元気よく見え、堂々と自信があるように見えます。

姿勢が悪くなるのは、わざとそうしているのではなく、気が付くと悪くなっていることが一般的だと思います。
姿勢が悪くなってしまう要因を理解して、正しい姿勢をキープできるように対策しましょう!

姿勢が悪くなる要因は?

日常の習慣

以下に当てはまる行動を頻繁に行っている場合は注意が必要です。
・パソコンやスマートフォンを長時間、前かがみで操作している
・電車内など立っている時に身体の片側に重心をかけている
・鞄をいつも同じ側の肩にかけている
・気が付くと足を組んだり、頬杖をついている

筋力の低下

筋肉が身体を支えているため、筋力が低下すると正しい姿勢の維持が困難になります。
特に、腹筋や背筋・インナーマッスルなどの筋力が低下すると姿勢が悪くなることにつながります。
筋力は加齢や運動不足によって引き起こされるため、姿勢を維持するための筋力維持が大切です。

柔軟性の低下

筋肉や関節の柔軟性が低いと、姿勢を保つための筋肉が十分に働かず、姿勢が悪くなります
また、関節の可動域が狭まり動きにくくなってくると、身体が固まってきてしまいます。
年配の方の場合、背骨が丸まった状態で固まってしまい、真っすぐ伸びないこともあります。

姿勢が悪いことの影響は?

肩こりや腰痛

猫背や反り腰などの姿勢不良を引き起こし、腰や肩など部分的な負荷がかかりやすくなります。
負荷がかかった状態が続くと、痛みやこりが生じます
慢性的な肩こりや腰痛に悩まされている場合は、姿勢の悪さが一因の可能性があります。

バランス能力の低下

姿勢が悪く重心が定まっていないと、転倒のリスクが高まります
足を上げる動作がやりにくくなる、段差につまづきやすくなるなども生じます。
特に高齢者の場合は身体が傾いていたり、身体が安定せずふらふらしたりしている場合は注意が必要です。

自律神経の乱れ

姿勢が悪いと呼吸が浅くなり、血流が悪くなることで自律神経の乱れにつながります
自律神経の乱れは身体だけではなく、心にも影響を及ぼします。
精神的に不安定になる、気分が落ち込みやすくなる、疲れを感じやすくなるなどが起きます。

姿勢をよくする方法は?

正しい姿勢で立つ

普段から、耳・肩・股関節・膝が横から見て真っ直ぐになるように立つことを意識します。
真っすぐ立てているか不安な場合は、あごを引いて軽く胸を張った状態で壁に背中を付けて立ちます。
後頭部・肩甲骨・お尻・かかとの4点が壁についた状態の姿勢が苦しくなく、腰の後ろの隙間に手のひら1枚分程度が入れば正しい姿勢です。
腰の後ろの隙間が大きく開いている場合は腰が前に出てしまっている(反り腰)可能性があります。
壁につける姿勢の維持が苦しく身体が前に出てしまう場合は、頭や肩が前に出てしまっている(猫背)可能性があります。

正しい姿勢で座る

耳・肩・股関節が横から見て真っ直ぐになるよう意識して座ります
両方の足の裏はしっかりと地面につけ、膝は90度に曲げます。
椅子に深く腰をかけ、体重が片方に偏らないように意識します。

適度な運動を心がける

筋力や柔軟性が低下すると、正しい姿勢を維持することが難しくなります。
腹筋や背筋・インナーマッスルを鍛えることで、正しい姿勢を続けても疲れにくくなります。
適度な運動やストレッチを行うことで柔軟性の向上や血流の改善も姿勢をよくすることにつながります。

最後に

姿勢が悪いと見た目が良くないだけではなく、心身ともに悪い影響を与えてしまいます。
加齢に伴い、筋力や柔軟性は低下していくため、知らず知らずのうちに姿勢が悪くなっていることもあります。
普段から適度な運動を行い、筋力や柔軟性を維持することを意識しましょう。
正しい姿勢を維持しようとすると最初はすぐに疲れてしまうと思いますが、諦めずに続けることが大切です。