血管も老化する?血管年齢を若く保つためには?

私たちの体の中には無数の血管が張り巡らされています。
血管は体と同様に年々老化をしていきます。
血管が老化すると、さまざまな不調や疾病の要因につながります。
そのため、血管年齢を若く保つことが大切です。

血管とは?

血管は体の中に張り巡らされている道のようなものです。
血液は血管を通って酸素や栄養を運び、二酸化炭素や老廃物を回収します

私たちの体の中には頭の先から足の先まで無数の血管が張り巡らされています。
体内の血管をすべて1本につなげた場合、その長さは成人で約10万キロメートル、実に地球2周半分といわれています。

血管年齢とは?

血管は年齢とともに老化し、弾力性を失って硬くなります
血管が老化して血流が悪くなることで、冷えやむくみ、肌荒れ、肩こりや腰痛の要因にもつながります。
さらに動脈硬化が進むと脳梗塞や心筋梗塞などの重大な病気のリスクを上げてしまいます。

血管の老化スピードには個人差があり、実年齢=血管年齢とは限りません。
健康のためには実年齢よりも血管年齢を若く保つことが大切です。

血管年齢を若く保つには?

適度な運動を習慣化する

適度な運動は血流をよくする効果が期待できます。
逆に運動不足は血圧の上昇や肥満につながり、血管の老化を進めてしまいます
また、激しい運動は血管への負担が増えるため、ウォーキングやサイクリングなど、無理なくできる運動がおすすめです。
運動習慣が作れない場合は、通勤や買い物の際に歩く距離を増やす、階段を積極的に使うなど日々の生活の中で動く機会を増やしましょう。

食事に気を付ける

タンパク質は血管を作るための材料になるため、積極的に摂取します
タンパク質を多く含む食材の中でも、青魚には動脈硬化を予防するDHAやEPA、大豆には血液をサラサラにする大豆イソフラボンや大豆サポニンが含まれているためおすすめです。

塩分の摂りすぎは高血圧につながり、血管への負担が増えるため注意しましょう
カリウムには塩分の排出を促す働きがあるため、ほうれん草やブロッコリー、バナナなどがおすすめです。

血管の酸化ストレスは血管の老化につながります
抗酸化作用の高い食べ物には、にんじん・トマト・ほうれん草・かぼちゃなどがあります。

生活習慣に気を付ける

強いストレスや寝不足は自律神経の乱れにつながり、血圧の上昇などを引き起こします
意識的に休息をとるようにし、心身ともに酷使しないようにします。
また、喫煙は血管の収縮や血圧上昇など動脈硬化の要因となるため、禁煙を目指しましょう

最後に

血管は体の外からでは見えないため、状態を意識をしづらい箇所です。
血管年齢が高いとそれだけ動脈硬化のリスクが高まっているため、実年齢が若くても注意が必要です。
不摂生な生活は血管年齢が進むのを速めてしまいます。
食事や運動などに気を付けて、体の内側から健康を目指しましょう!