大型連休明けは五月病に注意!

4月は入学や入社・昇進や異動・転勤など新しい環境での新生活がはじまる時期です。
そこから1ヶ月、新しい生活にも慣れて来て緊張が緩んできた頃に来るのがゴールデンウイーク。
大型の休みが開けた頃から精神的な不調に陥ってしまうことを『五月病』と呼ぶことがあります

五月病は医学的な病気名ではありません。
5月や6月の時期に起こりやすいことから呼ばれている俗称となります。
症状としては、うつ病や適応障害が当てはまります。

◆要注意の症状
「やる気がでない」「集中力が続かない」「物事を悪く考えてしまう」など、気持ちの落ち込みが続く場合は要注意です。
精神的な影響以外にも、食欲や性欲の減退・不眠・全身の倦怠感など、身体的な影響としてあらわれることもあります

◆なりやすい人の傾向
真面目・几帳面・仕事熱心などの気質を持っている方は起きやすい傾向があります。
その気質からストレスを抱え込みやすく、本人に自覚が無かったり、周りに相談せずに我慢してしまったりすることもあるため、周囲の方が異変を感じたら手を差し伸べてあげることも大切です。

◆五月病の原因
主にストレスが原因となります。
しかし、ストレスと言っても、なにがストレスとなっているかは人それぞれです。
人間関係、仕事の内容や量、住環境など、様々な要因が重なっていることもあります。
また、昇進や栄転など、周りから見ると喜ばしいことも、本人には強いストレスとなっていることもあります。

◆五月病の予防
ストレスを理解して対処したり、溜め込まないようにしていくことが大切です。

ストレスの原因がはっきりしており、対処できるものであればストレスの元を無くすことが有効です。
例:隣人の騒音が酷いため、管理会社に対応を依頼する。改善されなければ引っ越しをする。

しかし、残念ながらすべてのストレスが対処できるものばかりではありません。
上記の例でも、引っ越しすればストレス(騒音)は解消されますが、時間や金銭的な負担も大きいため、引っ越しをせずに我慢を続けるという選択肢を取ることもあります。
そのような時は、ストレスを溜め込まずに、適度に解消させる工夫をしましょう。

<ストレス解消方法例>
・趣味や楽しいと感じることを取り組む
・ゆっくり気持ちを落ち着けて休息する
・適度に運動をする
・しっかり睡眠をとる
・1日3食栄養バランスの取れた食事を摂る

4月に環境の変化があった方は、5月・6月は精神的な不調を起こしやすいタイミングです。
五月病の悪化はうつ病などに繋がる可能性があるため注意が必要です。
メンタルケアも意識してゴールデンウイークを楽しみましょう!

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