体内年齢ってなに?若く保つには?
体重を計る時に使用する体重計。
現在は体重だけではなく、基礎代謝や体脂肪率などその他の要素も測定できるようにした「体組成計」というものがあります。
体組成計は様々なメーカーから販売されており、家電量販店等で購入することもできます。
体組成計には、身体の様々な数値から「体内年齢(※)」を算出してくれるものもあります。
※メーカーによっては体年齢と呼称。本記事では体内年齢で統一する。
体内年齢の算出方法は各メーカーごとに独自の計算式がありますが、概ね次の要素が含まれます。
・筋肉量
・体脂肪率
・基礎代謝
対象者の年齢を元に、
・筋肉量が「少ない」
・体脂肪率が「高い」
・基礎代謝が「低い」
と、体内年齢は高齢となります。
逆に、
・筋肉量が「多い」
・体脂肪率が「低い」
・基礎代謝が「高い」
と、体内年齢は若くなります。
体内年齢は健康のバロメーターとして活用することができます。
実年齢と同等、またはより若い状態を目指すことが健康的な身体作りに繋がります。
◆筋肉量を増やす
筋肉トレーニングを行いましょう。
無酸素運動と呼ばれる、短時間に大きな力を使って筋肉へ負荷をかけるトレーニングです。
筋肉量は加齢と共に減少していきます。
そのため、筋肉量を減らさないように身体を動かすことが大切です。
筋肉をはじめとした体組織は普段の食事から作られます。
タンパク質をはじめ、栄養バランスのとれた食事を適量摂ることも意識しましょう。
◆体脂肪率を減らす
普段の食事から摂取する脂質や糖質は私たちの身体を動かすために必要な重要なエネルギー源です。
使われずに余ったエネルギーは脂肪などとして蓄積されていきます。
食べ過ぎや脂質や糖質に偏った食事・運動不足は、エネルギーの供給に対して消費が追い付かず、体脂肪率を増加させてしまいます。
上記項目と同様、栄養バランスのとれた食事を「適量」摂ることを意識しましょう。
有酸素運動は脂肪や糖を消費する運動です。
普段からランニングやサイクリングなど、身体を一定時間動かす運動を心がけましょう。
◆基礎代謝を高める
基礎代謝とは、呼吸や臓器の活動・体温の維持など、生きていく上で必ず消費しているエネルギーです。
日常生活におけるエネルギー消費の約7割は基礎代謝によるものです。
そのため、基礎代謝が下がることはエネルギー消費の減少に繋がり、太りやすくなってしまいます。
この基礎代謝は加齢と共に低下をしていきます。
筋肉量を増やすことで基礎代謝を上げることができるため、筋肉トレーニングを継続することが大切です。
上記の3項目は別々の指針のように見えますが、相互に関連しているため、
・食事
・運動
の2点を気を付けることが、体内年齢を若くすることに繋がります。
実年齢は誰でも等しく年に1つ増えていきますが、体内年齢は個々人の身体の状況により異なります。
暴飲暴食や運動不足などの不摂生な状況が続くと体内年齢は高くなってしまいます。
食事や運動に気を付けて、実年齢以上に身体の内側を若々しく保ちましょう!
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