健康寿命とは?いつまでも健康でいるためのポイントは?

健康寿命とは、WHO(世界保健機関)が提唱した指標で、
平均寿命から寝たきりや認知症など介護状態の期間を差し引いた期間のことです。

健康寿命はその名称の通り、心身ともに健康に過ごせている期間です。

医療の進歩などから、年々平均寿命は延びる傾向にあります。
では『平均寿命=健康寿命』なのでしょうか?

以下のグラフをご覧ください。

平均寿命と健康寿命には大きな乖離があり、男性で9年弱・女性で12年強の開きがあります。

更に、2001年と2016年を比べるとその差は拡大しており、
平均寿命の延びるペースよりも健康寿命が延びるペースが鈍くなっています。

では、健康寿命を延ばすためにはどうすればよいのでしょうか?

厚生労働省健康局より発表された『健康づくりのための身体活動基準2013』にて
「早世」「生活習慣病等への罹患」「生活機能の低下のリスク」を減少させるために、
個人にとって達成することが望ましい身体活動・運動体力の基準は以下の通りです。

ポイントは『日々の生活の中に身体を動かす時間を設けること』と『運動習慣を作ること』です。

日々の生活の中では、意識的に身体を動かすようにしましょう。
・通勤通学の電車では、最寄り駅の1つ手前で降りて歩くようにする
・普段の買い物は近くのお店ではなく、少し遠くのお店を利用する
・駅やビルの中ではエレベーター・エスカレーターではなく階段を使う

休みの日や、まとまった時間がとれる時には、ランニングや運動施設で汗を流すようにしましょう。

まずは1日10分でも、普段より身体を動かすことを意識するのが大切です。
いつまでも心身ともに健康でいるために、意識して取り組み始めましょう!

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