イライラをコントロールして健やかに
仕事や家事や子育てなど、日常生活を送っていく中でついイライラしてしまうことがあると思います。
イライラしていると周りに八つ当たりしてしまったり、ストレスで体調を崩してしまったりと良いことはありません。
そんなイライラを感じた時の対処方法を3つご紹介します。
1.6秒我慢する
アメリカ発の心理教育「アンガーマネジメント」には『6秒ルール』があります。
怒りのピークは6秒とも言われており、6秒ほどすると理性的な判断ができるようになります。
カッとなってしまったら、その怒りに身を任せるのではなく、深呼吸などしながら6秒数えてみましょう。
怒りの感情は2時間は継続するとも言われます。
6秒で怒りがおさまる訳ではありませんが、瞬間的に感情的になることを防ぐことはできます。
少し気持ちが落ち着いたら、その怒りに客観的に向き合って対処しましょう。
2.プラスの感情を呼び出す
イライラして気持ちがマイナスになってしまったら、楽しい・嬉しいなどのプラスの感情を呼び出してマイナスな感情を抑えましょう。
そこで役立つのが「アンカリング」効果です。
これは、楽しい・嬉しいなどのプラスの感情に、自分の中で決まったジェスチャーや言葉を紐づけておくことで、プラスの感情を呼び起こしやすくする効果です。
(例)嬉しいことがあったら、目を閉じて右手を胸の前に添えるジェスチャーをする。
幸せなことがあったら、心の中で「ありがとう」と言う。
イライラしている時に他のことを考えるのは難しいです。
そんな時はプラスの感情と紐づけた行動をすることで、自分で考えなくても、脳が自然とプラスの感情を呼び出してくれます。
3.自分だけの精神安定剤を用意しておく
これは薬としての精神安定剤ではなく、自分にとって心を落ち着けられるものを指します。
心理学者のカミンスキーは「これさえあれば大丈夫」というものを用意しておく方法を勧めています。
(例)大好きなチョコレートを常備しておく。
大好きなアーティストの曲をスマホに入れておく。
イライラしてしまった時に備えて、自分だけの「これさえあれば大丈夫」を用意しておきましょう。
用意してあることで心の支えになり、イライラしてしまった時にすぐに使えば気持ちを落ち着けられます。
怒りの感情は大きなエネルギーを持っており、時には必要なこともあります。
しかし不必要に日常的にイライラしてしまうのは人間関係の悪化や体調不良などを引き起こしてしまう可能性があります。
イライラを上手にコントロールして健やかな日々を過ごしましょう!
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